Recipes by Kii's Open Field

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食べることが大好きです

2015/01/23

りんごジャム

初めてりんごジャムを作りました。



果物農家になって5年経ち、ジャムなどを自分たちで作り始めて3年以上経過しても、
なぜか、りんごジャムは作っていませんでした。
確かに、りんごはわずかしか栽培していないこともありますが。
それで、せっかく作るのなら、私たち自身が納得できるものを作りたいと思いました。

ジャムについてだけではありませんが、自らが育てた果物の味と風味を活かすことと、手を加えたことによるプラスアルファも欲しいと考えます。素材そのものを大切にしつつ、素材を超えた何かを求めます。また、食品添加物などは使わず、加える砂糖などの材料も吟味したいと考えています。

今回は、しっかりと味を濃縮しつつも、果肉感は残して果物らしさも楽しめるようなジャムを目指しました。
手本は、真狩で個性的なジャムをつくっておられるコンフィチュール・マサコさん。
けれども、りんごの実は意外と煮崩れしやすく、濃縮しようとすると形がなくなってしまいます。逆に、形を残そうとして短時間で仕上げようとすると、ペクチンが抽出されず、ジャムらしい粘度が得られません。
試行錯誤の末、ある方のレシピを参考に、りんごの皮と実を別々に調理することにしました。

りんごの皮・芯の部分と、実を分けて煮ていきます

何度も試作と味見を繰り返し、なんとか今シーズンのりんごジャムはこれだね!といえるものになったかな。パンやヨーグルトと、きっと良いハーモニーを奏でることと思います。

今回の製作過程を通じて、まだまだ果物の加工について、知らないこと、わかっていないことが沢山あると、あらためて感じました。
次は春までに、ベリーのジャムを再び作製する予定です。

瓶の中に、りんごの塊が見えます!

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2015/01/17

西洋梨とクルミのパウンドケーキ

右手を怪我してから2ヶ月以上経つ。

シーネという簡易なギプスが外れるまでが3週間。
硬いサポーターのような装具は、その後1週間だけで外せた。
その後はリハビリを続け、徐々に動かなくなった手を回復していく。
「まだ骨は完全につながっているわけではない」と言われて恐れ、
「動かさないことには戻らない」と脅されて思い直し・・・

最近は、無理な姿勢と手をかばうことからくる肩こりの方が酷い。
「手首を返す」「こねる」が難しく、お菓子作りから遠ざかっていた。
治療の最初の頃のように、日に々々良くなることはない。
まだ「グー」が十分にはできない。

けれど、今日は久しぶりに最高のレシピに出会う。

西洋梨はセミドライで保存していたブランディワイン。
クルミも畑でカラスと競争で採ったもの。
紅茶の香りを効かせて。
仕上げのブランディはいつもより控えめに。

新しい「型」を使ってエッジを綺麗に出す

歯ざわりがなんとも不思議な仕上がり


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2015/01/01

思いがけず初日の出

新年を迎えました。
果樹園をもっともっと楽しくしたい、と思います。

・・・元旦の朝、枕元に聞こえる音は、町が派遣する除雪車の通る轟音。
作業の皆様、お正月の朝もご苦労さまです。
私たちも、玄関先に寄せられた雪の塊を除きます。
今朝はハウスの横もきれいにしておくかな、と思って作業しておりますと、
一際(ひときわ)明るくなって、ふと見上げると、まったく期待していなかったのですが、
初日の出と対面しました。

除雪した畑の向こうから初日の出が!

(写真ではわかりにくい・・・)
何となく嬉しくなって、除雪作業にも気合が入りました。

除雪作業が終わって、今朝は出掛ける予定なので、食事は軽めに・・・
雑煮(鶏:ネラの出汁と肉、毛越寺の里芋、仁木の椎茸など)、
畑で採れた黒豆、いただきもののすり身アレンジ

昨年暮、毎年お世話になっているお隣の山川さん家で、餅を搗かせてもらいました。
・・・なので、お鏡餅(正月中はカビませんように!)
上に鎮座するみかん、三重県Happy農園のもの、志摩の森下雅子姉さんからのいただきもの。

毎年思いますが、ご馳走はその大半が、地域の方たちからのいただきもの、畑でつくったもの、お世話になっている知人から送ってもらったもの、で支えられています。
都会に住んでいてはなかなか得難い、買えないものばかりだとあらためて思う。

上でテカっと光っているのは、三重県Happy農園のみかん

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